お蚕の足音を感じつつ、お酒は佳境に。


年が明けて、時間をみつけては桑の手入れをしていました。
昨年、養蚕シーズンのときに切らなかった桑を、1mくらいの長さを残して切っていきます。

これを行わないと、春から桑が四方八方に伸びて、お蚕に与えるどころじゃなくなってしまうのです。そして、この作業は新芽が出てくる4月までに終わらせなければなりません。

1月から週末などの時間をつかって(とは言っても、1月は大吟醸の仕込みがあったので進まず)、しこしこと作業を行いました。


上の写真は、1月4日の桑畑。天まで届き、、、空をさえぎってすらいます。


そして、これが2月18日の定点写真。空が見えました!!
これで、春先しっかり新しい枝が出てくるのを待つのみです。

そして、作業中にはこんな特典も。


特典1:桑畑の北側に住む方からの長ネギ、かぶ、大根。


特典2:桑畑の南側の畑を耕作している方からのかぶ、ほうれん草、ブロッコリー、チンゲン菜。


特典3:いつも決まった時間にあらわれる人懐こい(?)鳥

甘楽町の冬野菜のおいしさを噛みしめています。

お酒づくりの方はというと、、、
先日、大吟醸の搾り作業がありました。


まず、綿でできた袋に、もろみ(こす前の発酵中の白い液体のことです)を入れ


特殊な容器の上に竹をはわせ、一つずつ縄で吊るしていきます。


そして、袋からこされたお酒を「斗びん(とびん)」と呼ばれる18リットルのガラス容器でうけます。前出の容器の底がななめになっているため、お酒は自動的に流れ出てくる仕組みになっています。


温度や紫外線で悪くならないよう、発酵がこれ以上進まないよう、すぐさま冷蔵庫に移します。

まだこれで終わりではなく、最後まで気を抜けません。
長い長い、大吟醸づくりです。

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